わが家の長女6歳は、約2年もの期間水いぼと格闘してきました。
長い間、皮膚科に通ったり、飲み薬を飲んだり、民間療法に手を出してみたりと試行錯誤を繰り返しました。
そこで私は、自宅でできる娘に負担の少ない水いぼ治療法に辿り着きました。
おかげで現在、繰り返したくさんできた長女の水いぼは完治しました!
この記事では、私が娘に試みた様々な水いぼ治療の失敗談、成功談をまとめています。
水いぼができたきっかけ
娘に水いぼができ始めたきっかけは、弟である長男からの感染と思われます。
長男の眉間に白いポツッとしたものが1つできたので、小児科を受診した際についでに医師に診てもらいました。
その際に、「脂肪の塊か何かだと思うけど皮膚科で診てもらって」と小児科医に言われました。
私も自分が小学生の頃、目の周りに同じような白いブツブツができていた記憶があったので、そのうち治るだろうと軽く考えて皮膚科は受診しませんでした。
その後、長男の顔に同じような白いブツブツが2つ増えたなと思っていたところ、長女の胸にポツリと小さな水泡が1つできていることに気が付きました。
ここから娘の水いぼとの格闘がスタートします。
放置している間
長男の白いブツブツが水いぼと気が付かなかったため、私はそのうち消えるだろうと考えていました。
長女のは透明な水泡であったため、もしかして水イボかなという考えはありました。
それでも、1つだけだったのでそのうち自然に潰れるだろうと放置してしまいました。
その後、長男の顔の白いブツブツは自然に消えていきました。
しかし、長女の水泡は半年経つと一回り大きくなってしまい、潰れることはありませんでした。
この時自宅で潰してしまえば、娘は長い間悩まなくて済んだかもしれません。
皮膚科で潰してもらう
水いぼができてから約10か月経過した頃、保育園でのお着替えの際に先生が娘の水泡に気が付き、皮膚科の受診を指示されました。
この頃、娘の脇の下、お尻などの下着で隠れる部分にも水泡が増えてしまっていました。
そして長男にも体に水泡ができていました。
私は自分の出産トラブルでバタバタしていたため、水いぼが増えていることに気が付いてあげられませんでした。
皮膚科では麻酔テープなしでピンセットで1つずつ医師が水いぼを潰していきました。
長女も長男も号泣しながら大暴れし、皮膚科が大嫌いになってしまいました。
2人とも血だらけになりながら頑張ったのに、長男は1つだけ芯が残ってしまい、その後長女は新たに水泡ができてしまっていました。
2回目の皮膚科でも子供たちは、待合室の時点で嫌がって暴れていました。
ここで長男は芯を除去してもらい完治しました。
しかし、長女は潰しても水泡が次々に体にできてしまいました。
そのため、この年は保育園のプールには1度も入ることができませんでした。
私は早い時期に治療を始めてあげなかった事を本当に悔みました。
漢方薬ヨクイニン(ハトムギ)を飲む
娘を連れて3回目の皮膚科を受診した際、恐怖で怯える娘を見た医師は水いぼを潰しませんでした。
昔と違って今の皮膚科医の間では、水いぼは潰さないというのが主流だそうです。
医師によると、年齢が上がれば免疫力がついて治っていくとの事でした。
そこで、プールの時期も終わり急いで治療する必要もないので、漢方薬のヨクイニン(ハトムギ)を飲んで様子を見ることになりました。
私は3カ月くらい飲み続ければ効果があるかなと簡単に考えていました。
しかし、娘には効果がなかったようで半年・1年と飲み続けましたが、目に見える効果は感じられませんでした。
民間療法のイソジン軟膏
ヨクイニンを飲んでいる間に全く水いぼに変化が無かったため、ネット上で見つけたイソジン軟膏を使った治療法を試してみました。
うがい薬で有名なイソジンですが、有効成分であるホピドンヨードが水いぼに効果があるという情報がネットにたくさん載っていました。
この成分は、切り傷や擦り傷の殺菌や消毒効果以外にも、ウィルスにも効果が期待できるのだそうです。
水いぼはウィルス性のイボのため、水いぼウィルスをホピドンヨードで消滅させて治すという民間療法です。
治療方法は簡単で、水いぼに直接イソジン軟膏を塗って絆創膏等で上から保護するというものです。
イソジン軟膏はイソジンうがい薬のように濃い茶色のため、他の部分や衣服に色がつかないように保護するという意味合いもあると思います。
娘の水いぼは下まぶただったので、絆創膏ではなくサージカルテープを小さく切って保護しました。
皮膚の薄い部分なので荒れてしまわないか不安でしたが、まつ毛エクステでも目の際にテープを貼ることがあるので、大丈夫だろうと私は自己判断しました。
1か月程繰り返し水いぼに塗って過ごしていましたが、娘には効果はありませんでした。
娘の水いぼは大きくなってしまい根が深いように思えるので、ネット上で言われている効果がなかったのかもしれません。
できたばかりの小さな水いぼであれば、効果があるのかもしれません。
しかし、この方法は医師の指示によるものではありません。
また、ホピドンヨードの成分にアレルギーがあったり、肌が荒れてしまう体質の方もいるようです。
この記事を読んでイソジン軟膏を水いぼに塗ってみようかなと思われた方は、上記のリスクをふまえた上で自己責任で行ってください。
テープ治療
嫌がって水いぼを潰せないのであればと、皮膚科でスピール膏というテープを処方されたことがありました。
スピール膏とはうおの目、たこの治療に使用されるテープで、サリチル酸という成分の角質軟化溶解作用を利用した角質剥離剤です。
水いぼの芯を覆っている皮膚を溶かして、中の芯を外に出しやすくし治療するというものです。
使用方法は、水いぼとピッタリ同じ大きさにテープをカットして貼り付け、上から剥がれないようにサージカルテープで保護します。
水いぼとピッタリ同じ大きさにカットするというのが重要ポイントです。
大きくカットしすぎてしまうと、水いぼの回りの皮膚も溶かしてしまい皮膚がただれてしまいます。
この写真のテープの大きさに一度カットしてから、さらに小さく水いぼの大きさに合わせて四隅をカットしていきます。
米粒より小さくカットして貼り付けていくというとても手間がかかる治療法ですが、
半日から1日でテープを剥がしてみると水いぼが痛みなく潰れています。
潰れたのを確認したら、皮膚科で処方された傷の化膿を防ぐゲンタシン軟膏を塗っておしまいです。
娘は傷が治る過程で痒がったり、軽く化膿してしまったこともあったので、そういった時には処方されたアンテベ―ト軟膏を塗って治しました。
この治療法は自宅にいながらできて、娘に負担が少ない最善の方法だと私は思いました。
デメリットとしては、テープカットの手間と傷の痒みが挙げられます。
また、テープを貼っている事を保育園のお友達に知られたくないと娘が訴えるため、週末に集中的にテープを貼って治しました。
具体的には、金曜日の夜お風呂あがりにテープを貼って、翌朝剥がし、潰れたら土日で傷を治すというスケジュールです。
まとめ
約2年間水いぼと格闘した経験から、水いぼは早期に潰してしまうのが最も子どもに負担が少ないと考えました。
皮膚科での恐怖や、保育園で先生やお友達に指摘される嫌な思いなど、私の治療スタートが遅れたために神経質な娘には負担をかけてしまいました。
今後下の子にも水いぼができてしまったら、早期にスピール膏を使った方法でわが家は水いぼ治療をしていくつもりです。
スピール膏は市販の物がドラッグストアやamazonで手に入ります。
また、潰れた後に塗る軟膏は市販のイソジン軟膏で十分だと思います。
この記事を読んでスピール膏を使用した治療法を試してみたい方は、まず一度皮膚科医に相談してみてから行うようにしてください。