読書嫌い、雑誌や実用書しか読まない私がamazonで本を購入してしまいました。
それが、堀江貴文さんと落合陽一さん共著の
「10年後の仕事図鑑」です。
このブログを書く2週間くらい前にたまたま堀江貴文さんのTwitterが面白そうかなとフォローしてみたら、
「10年後の仕事図鑑」に感銘する人達のリツイートで私のタイムラインがジャックされてしまいました。
そこでまんまと購入してしまったのですが、
とにかく内容が分かりやすくて目から鱗。
読む前は「10年後の仕事図鑑」というタイトルから、著者2人の未来予想なのかなと思っていました。
しかし、私のような普通を目指す生き方のおかしさを、グサグサ刺さる言葉で指摘してくれる内容でした。
この記事では、この本で特に私の心に刺さった部分を感想と共にまとめています。
AIに仕事を奪われても問題ない
「AIによる職の代替=不幸」のロジックを持つ人間は、自分の価値をAIと同じレベルに下落させてしまっている点で、ダサい。
引用元:「10年後の仕事図鑑」堀江貴文・落合陽一
公務員の父を持つ私は大学卒業後に大手企業に就職し、結婚、3度の出産と経験してマイホームも手に入れました。
しかし、手に入れるものが増える度に未来に対する不安は大きくなるばかりでした。
3人の子供を抱え、住宅ローンも払っていかないといけないのにAIによって仕事が無くなると私は本気で未来を悲観していました。
本書からは、人間らしさを武器にAIをいかに使いこなすかを考えていかないといけないと教えてもらえました。
そして、未来を恐れることは無意味であり、今やりたいことをすべきだと。
AIによって創造された時間で、自分のやりたい事に現代よりもっとチャレンジできるようになるのです。
今は共働きが当たり前で、主婦は仕事と家事の両立に忙殺される日々だと思います。
未来はAIの効率化によってもたらされた新しい時間によって、逆にあえて効率化しない「ていねいな暮らし」に付加価値がつくのではと私は個人的に思いました。
さらに、今までの「普通」はこれからは通用しないと。
本書では、今日本で「普通」とされている物事の起源に遡り、矛盾していることをいくつも説明しています。
大企業信仰や就活という画一的な枠にとらわれることのおかしさについて触れられていました。
こうあるべきという妄想に意味もなく囚われていてはダメだと気付かされました。
恥ずかしい話ですが、私は子供たちを食べさせていくために、リストラされるまでは今いる大手企業にしがみ付いていようと思っていました。
しかしこの本を読んでみて、そんな自分の情けない姿をこれからの未来を生きていく子供達のためには見せられないと感じました。
副業に意味はない
食い扶持をつくろうと「副業」をはじめようとする人たちがいるが、僕から言わせてもらえば「副業はダサい」。
引用元:「10年後の仕事図鑑」堀江貴文・落合陽一
昨今の大手銀行人員削減のニュースを見て、今私のいる会社も同じ道を辿るだろうと考え、新しくスキルを身につけなくてはと思っていました。
※私が小さな行動を起こしてみた話はこちらです。
そして、今「副業」というワードがTwitter上で飛び交っており、私はまさに色々情報収集していたところにダサいと気持ち良く斬られてしまいました。
本業を食べていくための「ライスワーク」、副業をやりたい仕事「ライフワーク」と捉えることに、堀江氏はなぜやりたい仕事で人生を満たそうとしないのかと問いかけています。
また、私は残り1年の育休中の間に、スキルアップとして英会話やプログラミングの勉強をしよう意気込んでいたのに、この本を読んで出鼻をくじかれました。
翻訳はAIに任され、プログラミングも誰でも簡単にできるようになるだろうとの事。
さらには、TOEICスコアアップを目標にしようと思っていたのに、資格に価値はなくなるとの事。
いかに今までの考え方が通用しないかを痛感させられました。
まずは夕飯を決めよう
人対コンピュータで競えば機械には勝てないが、コンピュータにはこれをやりたいという動機がないため、やることが決まってない状況では人が勝つことができると書かれていました。
こんな事自分では一生かけても気付かなそうです。
だからやりたい事好きな事を極めるべきと繰り返し触れられています。
落合氏によると、なにがやりたいかわからない人は、まず何を夕飯に食べたいか考えるべきだとの事でした。
それを食べるためにどこで誰とお金はどうするかといった意思決定能力を磨けとの事でした。
まとめ
学校はもちろん両親からも得られない目から鱗の考え方ばかりで、人生で初めて付箋を付けながら本を読んでしまいました。しかも付箋ばっかりに…
自分が学生時代にこの本に出会えていればと思いました。
ですが、育休中で会社を離れている今出会えて良かったのかもしれません。
これからの働き方の考えが大きく変わっただけでなく、生き方のヒントをもらえて不安だった未来が明るく見えるようになりました。
本書で書かれている通り、著者2人の言う事だけを鵜呑みにせず、自分の頭で考え物事の真偽を判断していかなくてはと思います。
今を打開したいのにどうしたら良いか分からないという人に、ぜひ読んでもらいたいです。