わが家の次男は妊娠トラブルにより、
産まれてから3カ月近く入院をしていました。
※トラブルの詳細はこちらにまとめています。
なんとか命は無事だった次男が今後どうなってしまうのか、
出産を報告した私の友人達もずっと心配をしてくれていました。
きっとお祝いの言葉をかけるべきかどうか迷っていたのではないかなと思います。
確かに次男を出産した喜びはありましたが、
わが家では決しておめでたい雰囲気はありませんでした。
そんなNICU長期入院中に友人からもらったある出産祝いの品が、
私には嬉しくてたまりませんでした。
この記事では、NICU入院中の赤ちゃんがいる方への出産祝いをどうすべきか困っている方へ参考になりそうと思う点をまとめてみました。
貰って嬉しかった品とは
私が貰って嬉しかった出産祝いの品というのが、
名入れスプーンです。
名入れスプーンとは、木製のスプーンに子供の名前を彫った商品のことです。
わが家は次男を含めて3人の子供がいるため、友人からは3人分の名前が入ったスプーンをプレゼントされました。
では、なぜ名入れスプーンが嬉しかったのかを説明していきます。
NICUにわが子が入院してしまったお母さんはおそらくみんな以下のような感情を持っていると思います。
本来赤ちゃんと共に退院し24時間ずっと一緒に過ごすはずが、自宅には赤ちゃんがいません。
このような母子分離状態によって不安や寂しさ、出産への否定感や無力感を感じているはずです。
私も頭ではしょうがいないと分かっていても、小さな赤ちゃんを抱っこしているお母さんを見ると羨ましくて仕方ありませんでした。
そこで、きょうだいの名前と共に入院中のわが子の名前も入ったスプーンを見て、次男は自宅にはいないけど家族の一員なんだと存在を実感することができました。
このようにスプーンに限らず名入れのお祝いは、私と同じような状況のお母さんに喜ばれるのではないかと思います。
お祝いを渡すタイミング
できれば赤ちゃんが退院後に落ち着いてからお祝いは渡すべきかなと思います。
お母さんは毎日の面会と昼夜3時間おきの母乳の搾乳でヘトヘトだと思います。
私がお祝いを貰ったのは次男のNICU入院中でしたが、おおよその退院時期の目処が立っていた頃でした。
退院の目処が立たないということは、赤ちゃんの状態があまり良くない場合もあります。
お母さんは退院が決まるまで不安で仕方なく、お祝いを素直に喜べない場合もあると思います。
もし退院前にどうしてもお祝いを渡したい場合は、お母さんに赤ちゃんの様子を聞いた際、自宅にはいつごろ帰れそうなのかそれとなく聞いてみると良いかと思います。
ただしその時、赤ちゃんの状態が良くなさそうであれば、退院の時期については聞かないであげて欲しいです。
お祝いに渡さない方が良い物
もし赤ちゃんが入院中にお祝いを渡すのであれば、生後間もない時期に使用する物は避けた方が良いかと思います。
例えば、新生児用の衣類やおむつケーキなどです。
赤ちゃんが入院中のため自宅ではもちろん使用できませんし、病院によっては衛生面の理由から持ち込み禁止のNICUは多いのではと思います。
せっかくプレゼントに貰ったのにわが子に使ってあげられないと悲観的になってしまうかもしれません。
私がスプーンを貰って嬉しかった理由は、入院中のか弱いわが子が成長して自分でスプーンを握りご飯を食べる姿を想像できたからです。
NICUを退院していく赤ちゃんの中には、気管切開などでしばらく栄養チューブで大きくなるまで過ごすという赤ちゃんもいました。
なかなかこちらから聞くことはできない思いますが、もしそのような状態であると知った場合はスプーンやお食事グッズは避けてあげて欲しいです。
また、プレゼントに熨斗を付ける際には、「お見舞い」は避けた方が良いのではないかと私は思います。
私は周りの人からの「大変だったけど、出産おめでとう」という前向きな言葉に元気付けられました。
そのため、熨斗を付けるのであれば「出産祝い」が良いと思います。
まとめ
ここまで、出産祝を渡すのであればこうして欲しい、これはすべきでは無いと書き連ねてきました。
お祝いをもらう立場なのに注文ばかりで、不快に思われてしまった方もいるかもしれません。
もちろん私も出産祝をいただけるだけで本当にありがたいと思います。
私の過去の経験が、お祝いを渡したいと悩んでいる方の参考に少しでもなってくれれば良いと思います。